八戸旅行へ行ってきました!
今回から4本ほど、八戸旅行の記事が続きます。
八戸編の一発目は、八戸酒造の酒蔵見学へ。
日本酒の飲み比べもできるということで、楽しみにしていました。
いつもは「酒蔵見学→飲み比べ」の順番らしいのですが、今回は蔵の都合で「飲み比べ→酒蔵見学」に変更。
先にお酒が飲めるの、ちょっとうれしい。笑
まずは日本酒づくりのムービーを鑑賞

試飲の前に、ムービーで日本酒づくりの様子を見せてもらいました。
お酒ができるまでの工程を映像で見ながら、スタッフさんがいろいろ説明してくれます。
材料のお米はかなり重いため、最近では運ぶ工程の一部を機械で行っているのだそう。
ここで私は「生酒」という言葉も覚えました。
スタッフさんが「どうやって作られているかを知ると、よりおいしく感じられます」とおっしゃっていて、飲み比べへの期待もさらに高まります。笑
そして説明を聞いたあとは、お待ちかねの飲み比べ!
八仙を3種類飲み比べ
最初に飲んだのは、八仙の3種類。
・貴醸酒
・V1116
・蔵限定のお酒
お水と、おつまみとしてきゅうりのからし漬けもいただきました。
試飲するお酒の前には、それぞれ味や香りの特徴を書いた説明カードが置かれています。

貴醸酒
3種類の中で、私が一番気に入ったのが貴醸酒。
説明カードには「レモンキャンディのような甘酸っぱさ」とありました。
実際に飲んでみると、たしかに甘さのなかにほんの少し酸味があり、すっきりとした味わい。
フルーティーで、どこかワインを思わせるような印象もあります。
香りや酸味が鼻の奥へすっと抜けていくような感じで、日本酒にあまり慣れていない私でも飲みやすいと感じました。
V1116
名前が印象的な「V1116」。こちらも、どこかワインっぽい印象のお酒です。
実際にワイン酵母を使って発酵させているそう。
貴醸酒は甘酸っぱさや酸味の印象が強かったのに対して、V1116はもう少し味がストレートで、すっきり感が強め。
口に含んだときの味そのものよりも、香りのほうにワインらしさを感じました。
同じ「ワインっぽい」と感じた2種類でも、飲み比べてみると結構違います。
蔵限定のお酒
そして3種類目は、蔵限定のお酒。
こちらは名前の通り、酒蔵まで来た人だけが飲めたり、購入できたりするお酒なのだそう。
味はその時期によって違うそうです。
今回飲んだものは、前の2種類よりも「日本酒を飲んでいる」という感じが強め。
さっぱりとしていますが、喉が少しかーっと熱くなるような力強さもありました。
少し酸味はあるものの、貴醸酒とは全然違う印象です。
貴醸酒が鼻の奥へ縦にすっと抜けていく感じだとしたら、こちらは口に含んだ瞬間に香りが横へふわっと広がり、そのあと鼻へ抜けていくような感じ。
個人的には、お肉料理などにも合いそうだなと思いました。
コイン2枚で好きなお酒をさらに試飲

最初の3種類を飲んだあとは、さらに何種類かのお酒が並びます。
ひとり2枚コインをもらい、コイン1枚と好きなお酒を交換。
つまり、さらに2杯好きなお酒を試飲できます。
せっかくなのでスタッフさんに、
「日本酒初心者におすすめはどれですか?」
と聞いてみました。
すすめてもらったのは、八仙のピンクラベル。
甘口のお酒ですが、甘すぎる感じはなく、口当たりは少しとろり。
やわらかく、まろやかな飲み心地で、「初心者向け」とすすめてもらったのも納得でした。
売店には「女性人気ナンバーワン」とも書かれていました。
飲みやすくておいしかったので、「日本酒に挑戦してみたい」という方にも手に取りやすい一本だと思います。
ヒバのお酒のインパクトがすごい
日本酒だけでなく、青森らしくりんごやヒバを使ったお酒も試飲できます。
気になってしまったので、私はヒバのお酒を選択。
飲んでみると、
「うっ……強い……そして温泉の味がする……」
思わずそんな感想が出てしまいました。笑
スタッフさんからも、
「これは初心者にはちょっと飲みづらいと思います」
と言われました。
本当にヒバそのものを飲んでいるような、かなり個性的な香り。
鼻に抜ける香りまでしっかりヒバで、私の中では「和のハーブ酒」という表現が一番近いかもしれません。
正直、このヒバのお酒の印象が強すぎて、ほかのお酒の記憶を少し持っていかれました。笑
試飲のあとは酒蔵見学へ
飲み比べを楽しんだあとは、いよいよ酒蔵の中へ。
中に入ってまず思ったのは、
「蔵、でかい!」
酒造りのためだけに使われている空間かと思いきや、蔵の中でライブを開催することもあるそうです。
酒蔵でライブって、かなり珍しいですよね。
中はひんやりとしていて、酒蔵らしい空気を感じます。

蔵に入ると、「ピー、ピー」と音が鳴り響いている場所がありました。
モスキート音で害虫対策をしているそうです。
音で害虫対策ができるんだ、とちょっと驚きました。

一階を回ったあとは、階段を上り屋根裏へ。
昔使われていた道具などを展示するギャラリーとして使われていて、昔の帳簿もありました。
スタッフさんから「触っても大丈夫ですよ」と言われたのですが、
いや、こわい。
筆で文字を書いていた時代の帳簿です。
ちょっと触っただけで「ビリッ」といきそうで、私は触れませんでした。笑


屋根裏では、柱が三角形に組まれています。
これは「洋風トラス構造」と呼ばれる造りで、三角形に組むことで建物をしっかり支えられるのだそう。
1階には大きな柱がほとんどなく、広々とした空間になっています。
普通なら「下の階で上の階を支える」というイメージがありますが、上部のトラス構造によって1階に大きな空間を作れるというのが、なんだか不思議。
蔵から外に出ると、
「ここの壁の一部は、以前の地震(2026年)で崩れて直したばかりなんです」
と教えてもらいました。
こういう話も、実際に現地で案内してもらわないとなかなか知れないですね。
酒蔵の前には杉玉
酒蔵の前には、大きな杉玉も吊るされていました。

杉玉は新しいときには緑色。
新しいお酒ができたことを知らせる目印として、新しい杉玉へ交換するのだそうです。
八戸酒造の杉玉には、木の札もぶら下がっていました。
スタッフさんの話では、お酒の神様に関係する奈良の場所から取り寄せている札なのだとか。
普段なら何気なく見て通り過ぎてしまいそうな杉玉にも、ちゃんと意味があるんですね。
八戸酒造の「山に星」の紋章

八戸酒造には、山の下に「二」、その上に点がついた「山に星」と呼ばれる紋章があります。
この紋章には、
「山に星が昇るまで勤勉に働こう」
という意味が込められているそうです。
酒蔵見学では、お酒だけでなく、こうした蔵の歴史や考え方に触れられるのもおもしろいところです。
「駒井酒造」の看板に迷う人も

八戸酒造へ来たとき、少し気になったのが「駒井酒造」と書かれた看板。
「八戸酒造を目指して来たのに、場所を間違えた?」
と思う人もいるそうです。
八戸酒造の公式サイトによると、2003年に駒井酒造と八戸酒造が合併し、現在の「八戸酒造」になったとのこと。
そして現在の蔵元も駒井さん。
初代から「駒井庄三郎」の名で酒造りを続け、現在は八代目蔵元なのだそうです。
昔の会社名と、代々続く蔵元の名前が今も残っているんですね。
さらに驚いたのが、この酒蔵の中に社長さんの自宅もあること。
仕事場の中に自宅。
私なら仕事と休みの切り替えができなさそう……と、勝手に心配してしまいました。笑
売店で八仙のドーナツを発見
酒蔵見学のあとは売店へ。
そこには、八戸の洋菓子店「ル・スゥブラン」が作る、八仙を使ったドーナツがありました。
せっかくなので、貴醸酒と一緒に購入。
酒蔵の方によると、
「このドーナツに貴醸酒をかけて食べるのもおすすめ」
なのだそう。
それは試してみたい。
ということで、家へ帰ってから食べてみました。
ちなみに売店には八仙の酒粕バスボムというのも売っていて、思わず「バスボム!?」と行ってしまいました(笑)

もはや日本酒より日本酒の香り?


ドーナツをひと口食べると、お酒の香りがふわっと口の中に広がり、そのまま一気に鼻へ抜けていきました。
一口たべて「香りがすごい!」と言ってしまうほどのふくよかさ。
表面には白いチョコレートがかかっていたので、最初は「ここにお酒が使われているのかな?」と思ったのですが、生地そのものもしっとり。
ブランデーを染み込ませたケーキのような食感。
もはや、日本酒そのものより日本酒の香りがする気がする。
もうひとつ買ってくればよかったと思うくらい好きな味でした。
貴醸酒をかけて食べてみた
そして酒蔵で教えてもらった通り、ドーナツに貴醸酒を少しかけてみます。
すると、そのまま食べたときより甘さが控えめになり、少しさっぱりとした味わいに。
おすすめの食べ方ではありましたが、個人的には何もかけずに食べるほうが好みでした。
ただ、甘いものがそこまで得意ではない方なら、貴醸酒をかける食べ方も一度試してみてほしいです。
そして、お酒好きな方にはこのドーナツ、かなりおすすめ。
実は私は甘酒があまり得意ではないので、買うときは「甘酒っぽい味だったらどうしよう」と少し心配していました。
でも、実際に食べてみると、甘酒のような独特の甘さはほとんど感じません。
確かに米麹を思わせるような、ふわっとした香りはあるのですが、重たさはなく、軽やかでいい香り。
日本酒を使ったお菓子ってこんなにおいしいんだ、と驚きました。
貴醸酒をそのまま飲んでみた

そして、試飲で一番気に入って購入した貴醸酒。
ドーナツにかけたあと、貴醸酒だけで飲んでみました。
開栓してひと口飲んでみると、
「……飲みづらい!」
酒蔵で試飲したときよりも酸味が強く感じられ、喉にじゅわっと広がるような刺激がありました。
炭酸が入っているわけではないのに、少しシュワッとするような感覚があって、私はちょっと飲みづらく感じました。
「試飲のときと違う…」と思い結局、その日は一杯だけで終了。
ただ、この日は購入後に冷蔵庫へ入れてからあまり時間を置かずに飲んだため、まだ十分には冷えていませんでした。
ボトルには冷蔵推奨と書かれていたので、翌日はしっかり冷やした状態でもう一度飲んでみることに。
翌日はまろやかで飲みやすい味に!
翌日の夜、しっかり冷えた貴醸酒を飲んでみると、
「おいしい! まろやかになってる!」
前日に強く感じた酸味がやわらぎ、酒蔵で試飲したときに感じた、すっきりとした飲みやすさにかなり近くなっていました。
開栓して時間が経ったことで変化したのか、しっかり冷えたことで飲みやすく感じたのかはわかりません。
ただ、私の場合は翌日のほうがかなり好みでした。
もし飲んでみて「ちょっと酸味が強いかも」「飲みづらいかも」と感じたら、しっかり冷やして、少し時間を置いてからもう一度飲んでみるのもおすすめです。
ブルーチーズと合わせると香りが一気に広がる
貴醸酒は、ブルーチーズと合わせるのもおすすめなのだそう。
ちょうど八戸の「CHEESE DAY(チーズデイ)」でブルーチーズを購入していたので、翌日は一緒に食べてみました。
ちなみにチーズデイについては、また別の記事で紹介します!
ブルーチーズと貴醸酒を一緒に口にすると、まず驚いたのが香り。
チーズの香りと日本酒の香りが重なって、お互いの香りが一気にふわっと膨らむように感じました。
さらに、ブルーチーズの塩気と貴醸酒の甘みが合わさることで、それぞれの味がよりはっきり感じられます。
チーズだけ、お酒だけで味わったときよりも、香りも味も何倍にも広がるような感覚。
「日本酒とチーズってこんなに合うんだ」と、かなり印象に残った組み合わせでした。
八戸酒造見学は日本酒初心者でも楽しかった
日本酒の飲み比べはもちろん、八戸酒造の由来や歴史、酒造りの工程、建物の造りなど、いろいろな話を聞けたのも酒蔵見学のおもしろさでした。
ただ、情報量が多くて「ここ、なんて言ってたっけ……」と思い出せないところもちらほら💦
記事を書きながら、もう一度聞きに行きたくなりました。
次に行くときは、同じ話を聞いても、また違った発見がありそうです。
ちなみに、八戸酒造の見学料金は通常500円。
今回は「八戸超帰省クーポン」を利用したため、0円で見学できました。
日本酒の飲み比べまで楽しめて、酒蔵の歴史や建物についても知ることができるので、日本酒好きな方はもちろん、「日本酒はまだあまり詳しくない」という方にもおすすめしたい見学でした。
いつも応援ありがとうございます。
今回は少し長めの記事になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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